この画像は、穴が開いているわけではありません。


 世界でもっとも黒い物質の、スプレーで塗布できる種類が開発されました。
 ベンタブラックS-VISは入射した光の99.8%を吸収します。

 研究者によれば、

反射光の量はハッブル宇宙望遠鏡で使われている超黒色塗料の1/17

 だということです。
 また、巨大カメラや航空機といった、大きく、複雑なものでも簡単に塗装ができます。
 
 ベンタブラックS-VISは、2014年に開発された低温下でカーボンナノチューブから作られる、ベンタブラックの後継品です。

「ベンタブラックのナノ構造は精密な光学システムの最適化を可能にしており、入射した光をほぼすべて吸収します。」

 と、サリー・ナノシステムは言います。

 「他の光を吸収する黒い物質とは異なり、ベンタブラックS-VISは光学機器と、多くの審美的用途のために重要である広範囲の視野と波長によって、この優れたパフォーマンスを提供しています。」
 
 スプレーを塗ると、3次元の立体が平面の、何もない穴のように見え、表面の様子を認識することができなくなります。同社はスプレーを肌に触れたり、密着したりするものには使用しないよう求めています。




<感想>
 世界一黒い物質ということで、まるで穴が空いているかのように、真っ黒ですね。普通、黒っぽいといっても、光沢があったりしますが、この黒は本当の意味での「漆黒」といった感じです。
 今回はこの黒い物質「ベンタブラック」がスプレーになったということで、より気軽に使用できるようになるための一歩を踏み出したというところでしょうか。
 もし、このスプレーが塗装に使われたとしたら、夜などはほとんど何も見えないようになるのではないかと思います。野鳥の観察等に使われるカメラ等に使用すれば、動物たちに警戒されることなど無いかもしれません。また、軍事用などにも転用できそうですね。


執筆:やの
引用:http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3493575/That-s-NOT-hole-picture-World-s-blackest-material-developed-spray-paint.html